マルコガタノゲンゴロウ(Cybister lewisianus)

本州、九州。中国、インドシナ半島に分布。丸っこくて小粒で綺麗なゲンゴロウ。比較的大きめな池沼に生息することが多いようである。
コガタノゲンゴロウより少し小粒&クロゲンゴロウより僅かに大粒なサイズのものが多い(21〜26mm)
飼育下での成虫の寿命は2〜5年。3〜4年生きる個体が主で5年生きる個体も珍しくない。他の大型ゲンゴロウと異なり冬季はほとんど餌に反応せずじっとしていることが多い。


2011/04/01より国内希少野生動植物種に指定。譲渡しが原則禁止されました。
希少な種類であることとは裏腹にゲンゴロウ類の中では断トツに繁殖が容易で水生昆虫入門用に
お勧めできる種類でしたが門外不出になってしまいました。

難易度 ★が多いもの程【難しい】または【手間がかかる】と感じてます。 備考
採集  ★★★★★ 条例や種の保存法により禁止。
成虫の飼育 丈夫。
繁殖 採卵 ★★ やや気まぐれな傾向はあるものの多産。
育成 ★★ 容易
総合 ★★ 容易で入門用向きだった(条件さえ揃えば初心者でも累代飼育可)
*種の保存法により譲渡し等が原則禁止されている。




産卵中

1令幼虫

親はコガタノより小さめなのに
1令幼虫はコガタノより大きい。

3令幼虫





上陸直前

体長は6cmくらいのものから7cm弱まで
(左は67mm)とコガタノ3令(6cmくらい)より
大きめ。そのかわりスマートな体型。







2005
産卵 3/29〜
1令 4/15〜
2令 4/26〜
3令 5/11〜
上陸 5/26〜
羽化 6/18〜

2006
1令確認 3/18〜
2令 3/26〜
3令 4/2〜
上陸 4/14〜
羽化 5/15〜

2007
1令 6/23〜
2令 7/1〜
3令 7/10〜
上陸 7/26〜
羽化 8/12〜

2008
1令 5/6〜
2令 5/17〜
3令 5/28〜
上陸 6/14〜
羽化 7/8〜

2009
卵 5/23〜
1令確認 6/11〜
2令 6/21?〜
3令 ?〜
上陸 7/22〜
羽化 8/22?〜

2010
卵確認 6/23〜
1令 7/1〜
2令 7/9〜
3令 ?〜
上陸 8/6〜
羽化 8/27〜

2011
卵確認5/9〜
1令 5/21〜
2令 5/31〜
3令 6/?〜
上陸 6/29〜
羽化 7/23〜

2012
6/25 採卵開始
6/26 卵確認
7/11 1令確認
7/? 2令
7/28 3令確認 
?   上陸
8/28 羽




紹介の目次へ

TOPページ