メススジゲンゴロウ(Acilius japonicus)

北海道、本州(中部以北)の限られた場所に分布。1.5cmくらいで平べったい体型の中型ゲンゴロウ。
♀にだけ上翅にははっきりとわかる4本の溝がある。寿命は水槽用クーラー管理下で2〜3年。常温では1年程度。

難易度 ★が多いもの程【難しい】または【手間がかかる】と感じてます。 備考
採集  ★★★ 産地が局所的。産地での採集は容易。
成虫の飼育 ★★★☆ 水質悪化&水温上昇に注意
繁殖 採卵 容易で多産する。1♀から定期的に20匹くらいずつ孵化してくる
育成 ★★★★ ボウフラを沸かして与え不足分を冷凍アカムシで補った。
えらく手間とスペースがかかる。一工夫必要。
総合 ★★★★ 技術的には飼育も繁殖も難しくないがスペースや餌の確保、手間など致命的な問題があっって量産は困難。
水温の問題もあり、適温なら長命な本種も高水温で短命になってしまう。
多数の幼虫が得られるが共食いによるロストが多く羽化数は極端に少なくなってしまう。

他のゲンゴロウとは幼虫の飼育方法が異なるが技術的には難しくない。しかし量産は困難で羽化数はせいぜい20匹程度がやっと。
累代飼育で維持していける目処の水準の(100匹)に届くのは困難な印象。

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