コガタノゲンゴロウ(Cybister tripunctatus)


 体長24〜29mm。国内では本州、四国、九州、南西諸島、小笠原などに分布。かつては平地〜低山地にかけてふつうにみられた種といわれているが本州ではほとんどみられない。主に休耕田、水田脇の水路(堀上)、溜池などに生息。泳ぎ方は機敏ですばしっこい。窮屈な環境を嫌い小さなプラケース等では死亡しやすい。また、産地に関係なく通常の飼育セットでは低温時に溺死しやすい為、真冬は10〜15℃で越冬させるのが無難。
産卵は我が家(屋内飼育下)では主に5〜8月に行われるが、条件次第では10月末ごろまでだらだらと続く。飼育下での成虫の寿命は、2〜3年。

難易度 ★が多いもの程【難しい】または【手間がかかる】と感じてます。 備考
採集  本州★★★★★ 本土(四国・九州)★★★ 南西諸島★★ 禁止されているところがあるので注意。
飼育 ★★ 窮屈な環境と寒いのは苦手。
繁殖 採卵 ★★ 産みすぎる。
育成 ★★★ 餌は一工夫必要。前蛹での死亡率が高いことがある。
総合 ★★★ どちらかといえば失敗しやすい。(繁殖難度は個人差が大きい。)




紹介の目次へ

TOPページ